アメリカのハイドロキノンの効果と妊娠中の使用

ハイドロキノンはもともと写真の現像などに使われていた漂白剤ですが、人間の肌も白くすることが分かり、アメリカなどでは古くから美白の薬として用いられてきました。その効果は一般的な美白クリームの数十倍とも言われ、シミの改善には抜群の力を発揮します。アメリカでは既にシミの治療薬として、多くの女性に利用されています。日本では長らく医薬品として、医師の処方がなければ入手できませんでしたが、近年になってようやく化粧品にも使用することが認められました。
ハイドロキノンはメラニン色素を合成する酵素の働きを阻害します。さらにメラニン色素を作り出す細胞を弱める作用もあります。肌の色を黒くする原因を元から断つため、きわめて強い漂白作用を現します。ただし効果が高いだけに、皮膚への刺激もかなり強くなります。一般的な化粧品に含まれている2%程度の濃度なら、それほど心配はありませんが、アメリカなどから個人輸入した製品を使用する際には注意が必要です。敏感肌の人は炎症やかぶれを起こすことがあり、また塗った後に紫外線を浴びると、逆にシミが濃くなるケースも見られます。6%以上のハイドロキノンを含む製品は、長期間継続して使用すると白斑が出る恐れがあるとも言われています。
ハイドロキノンを妊娠中に使用することは、特に禁止されてはいません。ただし妊娠中はホルモンバランスの変化により、いつもは大丈夫だった成分が体に悪影響を及ぼす可能性があります。また微量の化学薬品でも、母体を通して胎児へ取り込まれますから、胎児にどんな影響を与えるか分かりません。日本では認可されて間もない薬なので、心配ならば妊娠中の使用は控えたほうが良いでしょう。